お風呂上りにオイルを塗るべし
に注意しましょう。
皮膚にかゆみが出てしまったら
薬を使わずに症状を抑えるのは難しいので
(かゆみの説明はこちらからどうぞ)
痒くならないように予防するのが最善策。
とはいえ、
12月~2月ぐらいまでの寒い時期は
湯温42℃以上の熱いお湯でシャワーや
お風呂に入ることが多くなるのですが
お湯の温度が高くなるほど
皮膚の潤いは取れやすくなります。
通常は、潤いが取れても、
汗や皮脂がすぐに肌表面を潤すので
問題がないのですが、
加齢とともに分泌が衰えると
肌荒れや痒みを引き起こす原因に。
特に痒くなりがちなのが、
下着が肌に当たる部分の
「お腹周り」や「バストライン」
熱いシャワーが直接あたる
「背中」や「首すじ」も乾燥しがち。
また、意外なところでは、
Gパンやボトムスで皮膚が擦れる
「太もも」の前側や内側も
痒みが出やすい部分です。
お風呂上りに
皮膚の乾燥、ツッパリ感など
を少しでも感じてきたら、
早めにボディケアを習慣づけましょう。
”肌が荒れていない”状態なら
まずはボディオイルだけで十分。
ボディローション(化粧水)は無しでもOK。
なぜなら
ヒトの皮膚表面には「天然保湿因子」という
水分を保つ成分がもともと存在しています。
具体的に言えば、
乳酸、乳酸ナトリウム、尿素などの
水分を引き付ける成分なのですが、
基礎発汗(目に見えないほとの少量の汗)
にも、この成分は含まれており
たえず皮膚表面を潤して
自家製で「水の膜」を作っています。
この保湿成分は
市販のボディローションや化粧水などにも
入っていることが多いので、
「オイルだけでは保湿がたりない!」
と感じるようになったら
”市販のローションをつけ加える”
という順番でOKです。
<ボディ用化粧水で注意!>
化粧水、ボディーローション、乳液など
水溶性のスキンケア用品は
サラッとして塗り心地がよいのですが、
それ1本だけでは、あまり効果がありません。
水溶性の成分が蒸発するときに
肌の潤いまで一緒に取ってしまう
可能性があるので
もし使う場合は、
ボディローション(水)をぬってから
⇒ボディオイル(油)をぬる
の順番で必ず水分蒸発をカバーしましょう。
ボディケアにおすすめなのは植物油です。
必ず皮膚に塗って使えるものを選びましょう。
安価で使い勝手がいいのは、
ドラックストアで売っている
日本薬局方のオリブ油(オリーブ油)
数百円で買えます。
大島などのツバキ油も粘性があるので
乾燥時季にも強い味方です。
皮脂に近い成分という観点では
マカダミアナッツ油
化粧品の原料にも使われる
アルガン油、ホホバ油、
スイートアーモンド油
などもおすすめです。
※薬局で買うことができる
ボディオイルの特徴はこちら
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