精油をマスクで吸入するときは
【応用編:マスクで吸入】
風邪の菌やウイルスは、とても小さいので、
吸気に混じって、鼻の奥にある副鼻腔や、
気管・肺まで入ります。
うがいでも、鼻うがいでも取れないような
からだの奥の粘膜をケアするために、
「空気にまじって薬効成分が蒸発する」
という精油の特性を最大限に活かして
健康に役立ててみましょう。
殺菌効果がある精油をつかえば、
うがい薬で口の中をケアするように
『香り薬で奥の粘膜をケアする』
ことができます。
精油吸入に慣れた上級者用の使い方として、
『マスクで精油を吸入する方法』
というものがあります。
ただし、注意が必要!
・精油には皮膚や粘膜に刺激がある
(殺菌効果がある精油は、刺激も強いものが多い)
※直接肌に精油がついていなくても、
揮発した精油成分を、至近距離で肌にさらしている
ことになるので、ヒリヒリする可能性があります。
・精油原液は濃い香りなので刺激が強い
(好みでない香りは気持ち悪くなる可能性もある)
※はじめに嗅いだときは好きな香りでも
「長く嗅ぐ」「濃い香りを嗅ぐ」と、
気持ち悪くなることがあります。
ということを認識して、下記を守りましょう。
<注意点>
1.精油が唇や肌につかないようにする
2.使用は30分~1時間程度にとどめる
3.気持ち悪くなったときは、すぐ止める
4.皮膚や粘膜がヒリヒリしたら、すぐ止める
それではやり方を説明します。
<風邪予防のためのマスク吸入法>
◆準備するもの
・殺菌・制菌効果がある精油
・ティッシュ1枚とマスク
1.ティッシュは三つ折りで使用するので、
まず、下から3分の1を上に折り上げます。
2.ティッシュが重なっていない上3分の1に
精油を1~2滴たらします。
(※精油の瓶はふらないようにしましょう)
↑精油の液体が分かるように、青い色素をもつ
ジャーマンカモミール精油を使用しています。
(殺菌効果はちょっと弱めです。)
3.精油をつけた上3分の1を折り下げます。
4.精油が濃く付いている面(上3分の1)
をマスク側に当たるように置きます。
※ユーカリ、ティートリー、ラベンダー、
などは、色がありませんのでご心配なく。
5.顔に当たる面のティッシュに精油が染みて
いないかを確認し、染みていなければOK。
もし、精油が染み出しているようなら、
もう1枚三つ折りティッシュを重ねます。
あとは着用すれば出来上がり♪
30分~1時間程度を目安にしましょう。
「のどに違和感がある」
「うっすらと鼻水が出てきた」
というときに30分ほど試してみると、
いがらっぽさや、鼻水が止まったりします。
とはいえ、
マスク1枚だけでも息苦しいような体調や
蒸し暑い夏場には不向きですので、
状況や体調を見て試してみてください。
ちなみに私は、
口・鼻・のどなど呼吸器系の空洞(空気)に
殺菌成分を漂わせておくという考えで
通勤時に活用しています。
鍼灸アロマ治療院かおり&やすらぎ