ストレスに効くアロマ
香り効果でストレスケア、自律神経を整える
ストレスに効果的なアロマ
< アロマがストレスに効く理由 >
精神的な疲れにアロマテラピーが効く理由として、香りがさまざまな『脳を刺激する』ことがあげられます。
具体的には、人間が進化したことで発達した「知的な脳」と、動物として本来もっている「本能的な脳」の両方の脳を刺激して、香りを嗅ぐと3つの反応を引き起こしています。
具体的には、人間が進化したことで発達した「知的な脳」と、動物として本来もっている「本能的な脳」の両方の脳を刺激して、香りを嗅ぐと3つの反応を引き起こしています。
香りによる「脳の3つの反応」
香りは「感情」も「理性」も刺激される
< 香りを嗅ぐと3つの感覚が生まれる >
理性をつかさどる「知的な脳」と、感情をつかさどる「本能的な脳」の両方が、香りによって刺激されて3つの感覚を生み出します。
1. 感情が刺激される感覚
「わぁ、グッとくる素敵な香り♪」
感情を司る脳(扁桃体:本能的な脳)が刺激されるので、好きや嫌い、心地よいや不快など本能的な感情で香りを感じ取ります。
2. 記憶が刺激される感覚
「なぜだか、あの頃を思い出すなぁ...」
記憶を司る脳(海馬:本能的な脳)が刺激されるので、香りに関係するシーンや、連動する思い出が記憶から引き出されます。
3. 知識と統合する感覚
「ああ、これ知ってる、ラベンダーね」
知的な認識を行う脳(前頭葉:知的な脳)がもっている、知識や情報と感覚を統合させて香りを認識します。
要注意!!「知的な脳」は封印
香り選びは「知的な脳」を優先させない
< 失敗しがちな精油選び >
前記の脳の反応3つを上手く使ってストレスケアをするためには『自分にぴったりの香りを選ぶ』ことが大事になるのですが...。
ここで最重要ポイントが一つ!
「知的な脳」を優先させないこと!
どうしてもアロマの知識があると、香りの銘柄を当てたくなったり、精油成分を重視したくなるのですが、『ストレス緩和の香りを選ぶ』ときに限り、本に書いてあるような成分の薬効は無視してOK。知識や情報など「知的な脳」はなるべく使わないほうが効果的です。
ストレスで「知的な脳」はすでに疲労している
< ストレスは知的な脳で感じている >
ストレスを感じているということは、すでに知的な脳(大脳皮質)で状況をたくさん分析したうえで、本能的な脳(大脳辺縁系)へ情報が伝わり「それでもどう考えても、ムカつく~!!」と、理性を超えた不快な感情が大きくなっている状態。
ここで知的な解釈で選んだ香りをあてがっても、思ったほど効果はでません。
それよりも嗅覚の特徴を最大限に活かしたほうが効果的。ここで知的な解釈で選んだ香りをあてがっても、思ったほど効果はでません。
嗅覚は、本能を直接刺激する
< 嗅覚は本能をまず刺激する >
嗅覚は五感(視覚・聴覚など)の中で”唯一”、本能的な脳(大脳辺縁系)へダイレクトに伝達される感覚という大きな特徴をもっています。
本能的な脳は、別名が「情動脳」ともよばれ知的な解釈は不得意で(笑)、理屈抜きに好き・嫌い(快・不快)を感じているところです。
そんな不快な感情を生み出している脳を「香り」は直接刺激するという特徴を持っている
嗅覚はストレスケアにとっての最大のメリットといえます。
「ストレスに効く香り選び」とは
理屈ぬきで「正直に心で」香りを選ぶ
< ストレスに効く精油 >
理屈じゃなく「いま、この瞬間、一番好き」と感じた匂いを選んでみましょう。
本能的な脳が”心地よい”と香りを嗅いで感じることで、その刺激が視床下部へも働いて、ホルモン・免疫・自律神経が整うことがわかっています。
適当に選んで本当に効くのだろうか?と心配される方も多いのですが、生理学的にとらえると直感で「好みだと感じた香り」がストレス緩和には一番効果的といえます。
ちなみにですが、私が心療内科でよく行っている香り選びの方法は、「花から採った香り」「木の葉から採った香り」など簡単な説明だけで、ラベルを手で隠して好きな香りかどうかを毎回確認して選んでもらってます。
本能的な脳が”心地よい”と香りを嗅いで感じることで、その刺激が視床下部へも働いて、ホルモン・免疫・自律神経が整うことがわかっています。
適当に選んで本当に効くのだろうか?と心配される方も多いのですが、生理学的にとらえると直感で「好みだと感じた香り」がストレス緩和には一番効果的といえます。
ちなみにですが、私が心療内科でよく行っている香り選びの方法は、「花から採った香り」「木の葉から採った香り」など簡単な説明だけで、ラベルを手で隠して好きな香りかどうかを毎回確認して選んでもらってます。