精油の香りを部屋に広げるなら
お部屋にディフューザーなどで
精油の香りを広げると、
「加湿」「免疫力アップ」「疲労回復」
という点で、風邪予防に役立ちます。
使用する精油は、香りを確認して
「今一番好きな香り」を選びましょう。
精油の殺菌効果は気にしなくてOK。
...というのも、現実的に考えて、
部屋の空気清浄を精油で行う
のは難しいからです。
具体的に計算してみると、
例えば、300㎥の部屋に精油6滴を揮発させる
とすると、香りの濃さは1ppb程度になりますが、
この程度では殺菌作用はほとんどない状態。
空気清浄するということは、
『燻蒸殺菌』するようなもの。
もし本気でやるなら、
粘膜刺激で目を開けていられないぐらいの
高濃度を使わないと無理だと考えます。
※プラセボ効果で、風邪をひかない♪
というのはあるかもしれませんが...。
それよりも、効果の視点を変えて
『原始的な脳(大脳辺縁系)を興奮させて、
免疫を調整する脳(視床下部)を刺激する』
という方が意味が大きいと思います。
そのためには本能的な脳(大脳辺縁系)が
理屈ではなく「直感で心地よいと感じる」
かどうかが、重要的なカギです。
免疫力アップには
理屈ではなく、
心に今ひびく香りが一番。
香りは精神的ストレスや疲労で
弱っている抵抗力を立て直す
もってこいの方法ともいえます。
銘柄や作用に惑わされずに、
「いま一番好きな香り」を探してみてください。
もし、精油の殺菌効果を期待するなら、
もっともっと、すご~く狭い空間...
つまり鼻腔や口腔などに香りを充満させる
ような『吸入』がおすすめです。
※精油の殺菌力を活かした吸入法
鍼灸アロマ治療院かおり&やすらぎ