女性専門の鍼灸治療院「かおり&やすらぎ」|東京都渋谷区

渋谷徒歩6分の鍼灸院 アロマと鍼を融合した女性専用の治療院
(社)東京都鍼灸あん摩マッサージ指圧師会員
(公社)日本アロマ環境協会 総合資格認定校

かおり&やすらぎ

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東洋医学の鍼、西洋医学の鍼

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ハリにも東洋医学と西洋医学がある

(ハリ)」という治療器具を使えばすべて「鍼治療」
と呼ばれるわけですが、現代医療の進歩にともない
鍼治療も西洋医学的な効果が解明されてきています。
     
  
「効果」も「鍼を打つ部位」も異なる

東洋医学的な鍼治療:ツボや経絡の東洋独特の視点
西洋医学的な鍼治療:筋肉や神経など解剖学的視点

「症状の見立て」や「治療のみちすじ」も異なるの
ですが、当院では東洋医学と西洋医学のそれぞれの
得意とする分野を活かしながら、両方の視点で治療
を行っています。               
 
 
東洋医学と西洋医学のちがい
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体質を整える「東洋医学の鍼」

東洋医学治療は主に、五臓六腑の機能やバランス、
環境からの刺激に適応できる身体づくりなどの視点
で体調をみています。             

ざっくりいうと...               
心と身体のストレスや外的要因でバランスを崩した
「体質を整える」
というイメージに近い治療です。


筋肉の動きを整える「西洋医学の鍼」

西洋医学治療は主に、科学的な論理と根拠をもとに
病態を把握して治療していく方法で、現代医学とも
いわれています。               

ざっくりいうと...               
解剖学や生理学の観点からからだの不調をとらえ、
「筋肉やファシア(筋膜・器官の膜)の働きを整える」

というイメージに近い治療です。        
 
 
紀元前は、東洋医学で効果あり
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頭痛治療で「紀元前」と「現代」を比較 

たとえば『頭痛』で困っていたとします。    
※ケガでも事故でもないのに頭が痛いというケース

 東洋医学が始まった時代(紀元前の治療)であれば、
原因の多くは、身体のアンバランスと捉えるので、
”体質の偏りを見極めることが重要”だと考えます。

気虚・お血・水滞など...と体質の不調を見極めて、
身体を構成する「気血水」のバランスを整える治療
で、十分な効果がありました。         
 
 
21世紀は東洋医学の鍼だけでは難しい
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それから数千年...物質的文明の発達によって、数々の便利な機器が人間にもたらされたことで、現在の頭痛要因の多くは、パソコン作業やスマートフォンのの長時間使用によるものと変化しています。

 紀元前の頃の頭痛治療のように、体質の偏り(気虚・お血・水滞など...)を見極めたり、「気・血・水」のバランスを整えたとしても、日常的な長時間のパソコン作業、スマートフォンやタブレット端末を使う毎日が待っている。
 
 画面をのぞき込むような姿勢が長くなれば、東洋医学的な体質に関係なく「こめかみ」や「首のわき」が痛くなります。

 つまり、具体的な解剖学の視点で、胸鎖乳突筋などの”首の筋肉を治療する”という西洋医学的な鍼治療が必要となるわけです。

 
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当院は、西洋医学と東洋医学の二刀流。
 当院は、東洋医学と西洋医学の両方で治療しています。

たとえば頭痛なら、東洋医学的な体質を整えるだけでなく、
さらに細かく部位別に分類して(目の奥の痛み、おでこの痛み、こめかみの痛み、側頭痛...など)痛みの場所から原因がどこなのかを見極めて、筋肉に直接アプローチする西洋医学的な鍼治療も加えて行っています。

 まずは初診時の症状(痛みやコリ)の治療に専念して、苦痛を取り除いた後は、月1~2回の治療ペースで定期的にメンテナンスしていけば、十分に対処できます。

定期メンテナンス期間に入ったら、
次回治療までの間は、当院が提案する『養生メニュー』で自宅ケアを行ってみましょう。
 
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養生メニュー』も、東洋医学と西洋医学の両方を提案しています。

ご自身の症状にあった自宅ケアをすることで、身体の疲れ初めがわかり、痛みやコリのコントロールができるようになります。
 

自宅ケアも西洋医学×東洋医学

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まずは自宅で「ストレッチ」
 当院で治療を開始したら、徐々に自宅でのストレッチを始めてみましょう。

患者さまのなかには、いままで何度もストレッチをしたことはあるが、あまり効いた気がしないという方がいらっしゃいますが、

 慢性疼痛(痛みや強いコリ感が3ヵ月以上ある状態)というのは、筋肉内にこわばった筋線維(筋肉より細かい単位)がまばらに混在しているような状態なので、おおざっぱに筋肉を引き伸ばす行為のストレッチでは、細かな筋線維のこわばりを解除するのが難しく、痛みやコリ感は残ってしまいます。

逆にいえば、
原因の筋肉の筋線維が”まんべんなく柔らかく”なっていれば、ストレッチが効きやすくなってくるということです。
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まずは、
”治療している筋肉”を中心に、その周辺の筋肉も含めたストレッチを行ってみましょう。

 ”縮み癖がついた筋肉”を毎日のばすことで、治療効果が長持ちするとともに、ちょっとして痛みやコリ感も、症状の出始めならストレッチで解除することもできます。

また、ストレッチで筋肉の柔らかさを保っていれば、次回の治療では、こわばりが残った筋線維やファシア(筋膜など)だけに治療を集中させることができるので、1回の治療効果があがります。

 具体的なストレッチ方法は、筋肉のこわばりが緩んできたタイミングで、1つ1つお伝えしていますので、まずは次回の治療まで『治療した筋肉を伸ばす(ストレッチ)』を、こまめに行ってください。



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定期治療に入ったらサブストレッチも
 初診時の症状が緩和されて、定期メンテナンス治療(月1~2回)に入ったら、ストレッチ習慣に工夫を加えて、範囲を少し増やしましょう。

 メインストレッチ(こまめに行う) + サブストレッチ(1日1回)

という自宅ケアです。

例えば、初診時に頭痛や肩こりがあり、メインストレッチが「首周り」なら、1日1回だけ行うサブストレッチとして「腰」や「下肢」を伸ばしてみましょう。

サブストレッチを1~2種類取り入れるだけで、広範囲の筋膜を刺激することができるので、全身の筋肉筋膜系にゆるみをつくることができます。

 また、定期メンテナンス治療に入ると、初診当初の治療では気づかなかった、他の部位のコリを自分で気づくことができるようになりますので、自分の縮み癖のある筋肉を知って、サブストレッチとして自宅ケアに加えていくのも効果的です。

そのつど各部位のストレッチ方法は、説明していきますのでご安心ください。


 
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東洋医学の自宅ケアで「未病を防ぐ」
 自宅ケアでストレッチが習慣化してきたら、セルフケアの視点をかえて『東洋医学の自宅ケア』も加えると体調をキープしやすくなります。
 
当院の治療では、西洋医学的な視点で筋肉を治療するだけでなく、必ず東洋医学的な施術も加えているのですが、

ストレスや心身全体の疲労は、毎日ちょっとずつ積み重なるものなので、自分では気づかない速度で悪い方向へ体質は傾いていきます。


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睡眠、食事、運動、加齢、環境や人間関係よるストレスなど...
日々の習慣や生活の影響もあるので、特定の筋肉だけをストレッチする(治療した筋肉だけを伸ばす)だけでは補えない疲労があるということです。
 
この「悪い方向への傾き方」にはクセ(特徴)があって、自分が不調になるときの特徴(クセ)を見極めれば、自分自身で未然に防ぐことも立て直すこともできます。

東洋医学の自宅ケアとしては、ツボや経絡を活用するのですが、このセルフケア効果は、「そういえば調子がいいなぁ」というふうに、徐々に感じてくるものなので、サプリメントを活用するようなつもりで、長い目でみて行ってみてください。

まずは自分にどのような不調癖があるか「東洋医学チャート」で確認しましょう。
※自分の体質を確認するチャートはこちら




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西洋医学の自宅ケアで「未病を防ぐ」
 科学的な論理をもとにした論文やデータを、自宅ケアに応用する方法もあります。

西洋医学的なアロマテラピーは、科学的な精油データを活用したアロマテラピーということなのですが、健康に役立てるなら、たとえば...

満員電車などに乗る時に、『抗菌効果のある精油を、マスク内で吸入して気道に芳香成分(抗菌成分)を広げる』ことで、感染予防の自宅ケアをすることができます。
※詳しいやり方はこちら

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また、筋肉量を増やしながら脂肪を燃焼させる運動として、自宅で『4分間のインターバルトレーニングをする』というのも、科学的な根拠に基づいた西洋医学の自宅ケアといえます。
※詳しいやり方はこちら


当院がおすすめする『養生メニュー』では、
東洋医学と西洋医学の両方からアロマテラピーを提案しています。
 
 

アロマは東洋医学×西洋医学で活用

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アロマは東洋・西洋どちらの医学も使える
 アロマテラピーは、20世紀初めにガットフォセ(フランスの化学者)が火傷をラベンダー精油で治したことから始まります。

フランスで始まったから西洋医学?というイメージがあるかもしれませんが、アジアだから東洋医学、西欧だから西洋医学ということではありません。

 西洋医学・東洋医学という捉え方は『病状を把握したり治療する時の観点』のことで、西洋医学は科学的な論理と根拠をもとにしますし、東洋医学は五臓六腑の機能やバランスをもとに考察します。
 
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 アロマテラピーは、「アロマ≒芳香」と「セラピー≒療法」を合わせた造語で、植物から抽出した香り成分(精油)を使う療法、つまり施術の方法というだけです。

 科学的な論理をもとに不調を見立ててアロマを行えば『西洋医学のアロマテラピー』になるでしょうし、気血水などのバランスで不調を見立ててアロマを行えば「東洋医学のアロマテラピー」ということになります。

「西洋医学のアロマ」「東洋医学のアロマ」の具体例を挙げてみましょう。
 
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西洋医学でアロマ活用すると...
 科学的な論理をもとに ”西洋医学で考察してアロマテラピーを活用する” ときに便利なのは、すでに発表されている論文や研究データです。

 たとえば、ニキビでお悩みだったとします。

ニキビの主な原因は、アクネ菌(皮膚常在菌)の過剰な増殖です。in vitro(試験管内の実験)でティートリー精油にアクネ菌の制菌作用があることがわかり、それをもとに臨床試験がおこなわれています。

<参考文献>
Soukoulis S,Hirsch R.:The effects of a tea tree oil-containing gel on plaque and chronic gingivitis.Aust Dent J.,49:78-83,2004.

<内容の要約>
ニキビ患者119名に、ティートリー精油5%を含むジェルを3ヵ月使用したところ、5%過酸化ベンゾイル製剤(ニキビ治療薬)と同程度の作用があるとともに、5%過酸化ベンゾイル製剤よりも、痒み・乾燥が少なかった。
 
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この西洋医学的な視点を参考にして、
ティートリー精油を使って「ニキビ予防に役立てる」ということができます。

スキンローションを手作りするときに、精油をあえてティートリーにしてみたり、フェイシャルスチームをするときもティートリー精油を使ったり...などなど。

【要注意!】
参考文献に普段の使い方と違う情報があった場合でも、精油の濃度は必ずいつも通りにボディは1%濃度以下、フェィスは0.5%濃度以下の規定を守りましょう。
(安全にアロマを楽しむためです。身を守るため。)

 
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東洋医学でアロマを活用すると...
 ”東洋医学的で考察してアロマテラピーを活用する”には、少し専門知識が必要です。

東洋医学では、肝・心・脾...のおなじみの臓器でも、働きは西洋医学と全く違いますし、「心包」「三焦」「気」など現代解剖では出てこないものが存在します。

たとえば、ストレスで肩コリがひどかったとします。

「肝」という臓器は、「気」の動きを調整しているのですが、感情の影響を受けやすく、なかでも『怒り』は肝の陽気を刺激します。最初は肝の陰液で制御できますが、消耗が激しくなり肝陰が不足すると、暴走して頭の方へ陽気が上昇します。

これを現代風に言えば
顔を赤くして怒る」「わずかな刺激でイライラする」という状態で、これによって不眠・頭痛・肩こりなどが起こるのですが、陽が過多なのでこのタイプは「温めると悪化する」または「温めても効かない」症状だとわかります。

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この東洋医学的な視点を参考にして、
アロマテラピーを「ストレス性の肩こりに役立てる」ことができます。

「なにをしてもイライラする」状態の肩こりにアロマテラピーをするときは、肩を温める温湿布よりも、「爽やか」と感じられる精油を選んで吸入や芳香浴をするほうが効果的。

経絡やツボを活用するなら、この症状には、肝腎の陰を養って陽の動きを正常化させるのが最適なので、肝経の原穴「太衝」と肝の背兪穴「肝兪」を意識したアロマトリートメントもおすすめです。

『当院での鍼灸アロマ総合治療』『緑が丘クリニックのアロマ外来』では、この観点でアロマテラピーを活用しています。

患者さまが「東洋医学のアロマテラピー」でセルフケアできるように、わかりやすく解説した内容は、『アロマテラピー外来が教えるメディカルアロマ&ハーブのセルフケア事典(アスペクト社)』に書きましたので、興味がある方はご覧ください。
 

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生薬としての東洋医学アロマもあります。
 漢方薬の原料になっている「生薬」には精油やハーブと共通の植物があるので、これを活用した「東洋医学のアロマテラピー」もあります。

たとえば、健胃の生薬である「茴香(ういきょう)」はフェンネルですし、「桂皮(けいひ)」はシナモンです。

内科で処方される漢方薬で「六君子湯」「補中益気湯」がありますが、その中の成分「陳皮」は柑橘の皮、つまりマンダリンやオレンジです。

そのことを参考にして、
消化機能が落ちたときに、柑橘系の精油やフェンネルなどを選ぶのも「東洋医学を活用したアロマテラピー」といえます。とはいえ、漢方薬とアロマテラピーの両方で活用されている植物は、それほど多くはありません。
 
 
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それぞれの良さをアロマに活用すべき
 西洋医学と東洋医学のどちらかだけを選ぶのではなく、両方それぞれの特徴を活かして、アロマテラピーに役立てるのが最適だと思います。

 西洋医学のアロマテラピー
参考にする精油データの確信性は、in vitro(試験管内の実験)などが得意分野です。細菌や真菌などに対しての精油の抗菌作用などは、実験結果がはっきりしていてわかりやすい。ただし、in vivo(生体内での実験)やヒトをかえした臨床試験などになると、「今回の実験ではこうなった」という報告で、確信的なデータを得るのは難しいのが現状です。

東洋医学のアロマテラピー
参考にする身体(体質)の見立て方については、専門知識が必要になりますが、不調の見立てがわかるようになると、同じ『不眠』という症状でも、「ストレス過多」「体力の衰え」「気力体力の不足」「胃腸の疲れ」などと体質を絞って、具体的な対処をアロマですることができます。

簡単に東洋医学が活用できるように
当院の患者様向けの東洋医学のセルフケア用「チェックシート」を作りましたので、不調になるときのクセ(からだの偏り)を確認してみてください。
◆東洋医学での体質診断チェックシート
 

当院がおすすめする養生メニュー』では、
東洋医学と西洋医学の両方からアロマテラピーを提案
しています。
 

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