14.起始と停止で「運動療法」もわかる
アロマセラピストの技術を、
職人技までスキルアップする方法
⑭
『解剖生理学編:その10』
解剖生理学の学び直しでは、
主要15種類+5種類の筋肉の
「起始」と「停止」
を覚えることをおすすめしています。
なぜなら...
筋肉の端がどこまでか分かるようになるので
すみずみまでマッサージすることができる
ということと、
起始と停止が近づく
という決まった動きのパターンから
「筋肉の作用」もわかるようになる
という話をしました。
さらに、おまけはつづきます。(笑)
起始と停止を覚えると、
「筋トレ」や「ストレッチ」といった
運動療法までわかるようになります。
それでは具体的に説明しましょう。
----------
<筋力トレーニング>
筋肉を鍛えて太くする
ことを目的とした運動療法
筋力や持久力がつくだけでなく
熱生産量もアップするので身体を温め、
代謝量が増えるので脂肪を燃焼しやすくなり
痩せやすくすることができます。
起始と停止が分かれば
ねらった筋肉をトレーニングすることができます。
筋トレの大原則は
『負荷を加えながら筋肉を収縮させる』
です。
筋肉の動きは「収縮」のみなので、
「その筋肉を動かす」
と意識していればOKです。
起始と停止を覚えていれば、
「停止が起始の方向へ縮む」という法則
で考えると、筋肉の動きはおのずとわかります。
あとは負荷をどうするか...
ダンベル? 身体の重み? 回数を増やす?
などを考えれば終わりです(笑)
例えば、
僧帽筋上部を筋トレする場合
作用は「肩を上げる」でした。
この動作をするときに負荷を掛ければ
筋トレになります。
負荷をダンベルにしたとすると
こんな感じです。
腕だけでも重さはあるので
ダンベル無しでも筋トレにはなります。
僧帽筋上部を鍛えると
・首~肩甲骨付近が引き締まる
・重い荷物を背負っても疲れない
などの身体づくりができます。
----------------------
<ストレッチ>
筋肉の柔軟性を回復させる
ことを目的とした運動療法
硬くなった筋肉が柔らかくなるとともに、
筋ポンプ作用が回復し、むくみにくくなります。
また、縮んで短くなった筋肉の長さが回復し
身体の可動域が広がるので動きが大きくなり
代謝力がアップし痩せやすくなります。
これも、起始と停止が分かれば
ねらった筋肉をストレッチできます。
ストレッチの大原則は
『筋肉を引っ張って伸ばす』
です。
ですが...
こんどは、ねらっている筋肉を
意識して動かしてしまうと
「収縮してしまう」ので応用が必要(笑)
こんどは逆転の発想で、
ストレッチしたい筋肉の力を抜いて、
「起始と停止の距離を広げる」
という動きをします。
起始と停止のどちらか、または両方を
引っ張って伸ばすという行為です。
例えば、
僧帽筋上部をストレッチする場合
起始の「後頭骨と項靭帯」の付近と
停止の「鎖骨の外側3分の1」の付近を
引っ張って、間にある筋肉線維を伸ばす
という動きになります。
具体的には、
肩や鎖骨を下に引き下げながら、
首を曲げる
こんな感じ↓
これは、自重(自分の腕の重さと重力)
を使って、肩を下に引っ張るやり方。
もっともポピュラーなやり方なのですが、
患者さまたちから「あまり効かない」
という声をいただいたので(笑)
より効くストレッチを
この応用で私は考えてみました。
健康コラムにも載せていますが
下肢を手で持つことで、
床方向へ引っ張る負荷を加えた
さらに肩を引き下げるやり方です↓
詳しくはこちらをご覧ください。
僧帽筋上部をストレッチすると
・首や肩の動きがスムーズになる
・眼精疲労や首肩コリがなくなる
・顔のむくみが取れやすくなる
などの効果が期待できます。
15.起始と停止で「マッサージ」もわかる
職人技までスキルアップする方法
⑭
『解剖生理学編:その10』
解剖生理学の学び直しでは、
主要15種類+5種類の筋肉の
「起始」と「停止」
を覚えることをおすすめしています。
なぜなら...
筋肉の端がどこまでか分かるようになるので
すみずみまでマッサージすることができる
ということと、
起始と停止が近づく
という決まった動きのパターンから
「筋肉の作用」もわかるようになる
という話をしました。
さらに、おまけはつづきます。(笑)
起始と停止を覚えると、
「筋トレ」や「ストレッチ」といった
運動療法までわかるようになります。
それでは具体的に説明しましょう。
----------
<筋力トレーニング>
筋肉を鍛えて太くする
ことを目的とした運動療法
筋力や持久力がつくだけでなく
熱生産量もアップするので身体を温め、
代謝量が増えるので脂肪を燃焼しやすくなり
痩せやすくすることができます。
起始と停止が分かれば
ねらった筋肉をトレーニングすることができます。
筋トレの大原則は
『負荷を加えながら筋肉を収縮させる』
です。
筋肉の動きは「収縮」のみなので、
「その筋肉を動かす」
と意識していればOKです。
起始と停止を覚えていれば、
「停止が起始の方向へ縮む」という法則
で考えると、筋肉の動きはおのずとわかります。
あとは負荷をどうするか...
ダンベル? 身体の重み? 回数を増やす?
などを考えれば終わりです(笑)
例えば、
僧帽筋上部を筋トレする場合
作用は「肩を上げる」でした。
この動作をするときに負荷を掛ければ
筋トレになります。
負荷をダンベルにしたとすると
こんな感じです。
腕だけでも重さはあるので
ダンベル無しでも筋トレにはなります。
僧帽筋上部を鍛えると
・首~肩甲骨付近が引き締まる
・重い荷物を背負っても疲れない
などの身体づくりができます。
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<ストレッチ>
筋肉の柔軟性を回復させる
ことを目的とした運動療法
硬くなった筋肉が柔らかくなるとともに、
筋ポンプ作用が回復し、むくみにくくなります。
また、縮んで短くなった筋肉の長さが回復し
身体の可動域が広がるので動きが大きくなり
代謝力がアップし痩せやすくなります。
これも、起始と停止が分かれば
ねらった筋肉をストレッチできます。
ストレッチの大原則は
『筋肉を引っ張って伸ばす』
です。
ですが...
こんどは、ねらっている筋肉を
意識して動かしてしまうと
「収縮してしまう」ので応用が必要(笑)
こんどは逆転の発想で、
ストレッチしたい筋肉の力を抜いて、
「起始と停止の距離を広げる」
という動きをします。
起始と停止のどちらか、または両方を
引っ張って伸ばすという行為です。
例えば、
僧帽筋上部をストレッチする場合
起始の「後頭骨と項靭帯」の付近と
停止の「鎖骨の外側3分の1」の付近を
引っ張って、間にある筋肉線維を伸ばす
という動きになります。
具体的には、
肩や鎖骨を下に引き下げながら、
首を曲げる
こんな感じ↓
これは、自重(自分の腕の重さと重力)
を使って、肩を下に引っ張るやり方。
もっともポピュラーなやり方なのですが、
患者さまたちから「あまり効かない」
という声をいただいたので(笑)
より効くストレッチを
この応用で私は考えてみました。
健康コラムにも載せていますが
下肢を手で持つことで、
床方向へ引っ張る負荷を加えた
さらに肩を引き下げるやり方です↓
詳しくはこちらをご覧ください。
僧帽筋上部をストレッチすると
・首や肩の動きがスムーズになる
・眼精疲労や首肩コリがなくなる
・顔のむくみが取れやすくなる
などの効果が期待できます。
15.起始と停止で「マッサージ」もわかる
<頭痛・首肩こり・痛みの専門治療>
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