13.起始と停止で「動き」がわかる
アロマセラピストの技術を、
職人技までスキルアップする方法
⑬
『解剖生理学編:その9』
スキルアップのために、
解剖生理学を学び直ししています。
「起始」と「停止」を覚えると、
筋肉のすみずみまでアプローチができる
(トリートメント技術の差として表れる)
というお話をしました。
さらに、それだけではなく、
起始と停止を覚えると、
筋肉の「動き」も一緒に頭に入ります。
ここで、起始と停止の働き
生理学をおさらいしましょう。
起始は、筋肉の始まる部位ですが、
別な言い方をすると、
「からだの中心に近い側」で
動かすときに固定して軸になる側です。
停止は、筋肉の終わる部位であり
「からだの中心から遠い側」で
自由に動かしやすい側です。
筋肉はゴムのような弾力線維
でできているので
脳からの指令があると「縮む」
という動きをします。
では、
ここでクイズです。
筋肉はどの方向へ向かって
縮むのでしょう?
3秒でお答えください。
ぴ、ぴ、ぴ~ん!
正解は...前記の通り
固定軸にする側、自由に動かす側
がカギになります。
多くの日常動作の場合、
背骨に近い起始側を固定軸にして
体を動かすので、
停止側が起始方向へ縮んでくる
という動きをします。
なので、
僧帽筋上部の動きはどうなるかというと
下記の緑色の矢印方向に縮んでくる
ということになります。
僧帽筋上部の停止「鎖骨の外側3分の1」が
起始「後頭骨と項靭帯」へ向かって縮む。
つまり、
肩を上げるという動作の時に
僧帽筋上部を使っています。
テキストを見てみましょう。
作用の欄に書いてありませんか?
医療系、スポーツ系の学生さんが
筋肉の解剖生理学を勉強するときは
作用も丸暗記というのが多いのですが(笑)
起始と停止が、しっかり分かっていれば、
「停止が起始方向へ縮む」法則
を思い出すことで、
筋肉の動きも芋ずる式で出てきます。
起始と停止の勉強は
筋肉のすみずみまでアプローチできる
だけでなく、
筋肉の動きも導き出すことができる
という一石二鳥の学習なんです。
14.起始と停止で「運動療法」もわかる
職人技までスキルアップする方法
⑬
『解剖生理学編:その9』
スキルアップのために、
解剖生理学を学び直ししています。
「起始」と「停止」を覚えると、
筋肉のすみずみまでアプローチができる
(トリートメント技術の差として表れる)
というお話をしました。
さらに、それだけではなく、
起始と停止を覚えると、
筋肉の「動き」も一緒に頭に入ります。
ここで、起始と停止の働き
生理学をおさらいしましょう。
起始は、筋肉の始まる部位ですが、
別な言い方をすると、
「からだの中心に近い側」で
動かすときに固定して軸になる側です。
停止は、筋肉の終わる部位であり
「からだの中心から遠い側」で
自由に動かしやすい側です。
筋肉はゴムのような弾力線維
でできているので
脳からの指令があると「縮む」
という動きをします。
では、
ここでクイズです。
筋肉はどの方向へ向かって
縮むのでしょう?
3秒でお答えください。
ぴ、ぴ、ぴ~ん!
正解は...前記の通り
固定軸にする側、自由に動かす側
がカギになります。
多くの日常動作の場合、
背骨に近い起始側を固定軸にして
体を動かすので、
停止側が起始方向へ縮んでくる
という動きをします。
なので、
僧帽筋上部の動きはどうなるかというと
下記の緑色の矢印方向に縮んでくる
ということになります。
僧帽筋上部の停止「鎖骨の外側3分の1」が
起始「後頭骨と項靭帯」へ向かって縮む。
つまり、
肩を上げるという動作の時に
僧帽筋上部を使っています。
テキストを見てみましょう。
作用の欄に書いてありませんか?
医療系、スポーツ系の学生さんが
筋肉の解剖生理学を勉強するときは
作用も丸暗記というのが多いのですが(笑)
起始と停止が、しっかり分かっていれば、
「停止が起始方向へ縮む」法則
を思い出すことで、
筋肉の動きも芋ずる式で出てきます。
起始と停止の勉強は
筋肉のすみずみまでアプローチできる
だけでなく、
筋肉の動きも導き出すことができる
という一石二鳥の学習なんです。
14.起始と停止で「運動療法」もわかる
<頭痛・首肩こり・痛みの専門治療>
鍼灸アロマ治療院かおり&やすらぎ
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