12.筋肉の覚え方のコツ
![07281](http://da2d2y78v2iva.cloudfront.net/2894/159593256793501.jpg?_=1595932567)
アロマセラピストの技術を、
職人技までスキルアップする方法
⑫
『解剖生理学編:その8』
アロマトリートメントの技術力アップ
に欠かせない勉強として、
15種類(+5種類)
の筋肉を、学びなおすことになります。
覚えるのは、筋肉の
「起始」と「停止」
言い換えると
筋肉がどこからどこまでついているか
を覚えるということです。
起始と停止を覚えるだけで
その筋肉の作用や動き、
「どんな動きをするときに使うのか」
「硬くなるとどんな姿勢になるのか」
などが、
一緒に理解できるようになります。
![07311](/materials/159618892085501.jpg?_=1596188920)
まず、背中にある代表的な筋肉
『僧帽筋』を例に説明します。
いきなりですが(笑)
僧帽筋だけは、ちょっと特殊です。
広範囲で動きが部位によって違うので
この筋肉だけは下記3つに分けて
①僧帽筋上部(上部線維)
②僧帽筋中部(中部線維)
③僧帽筋下部(下部線維)
個々に1つの筋肉として覚えましょう。
えっ!15+5個の筋肉じゃないじゃん!
...って思った方。当たりです(笑)
だから15+5個ではなく、
15種類+5種類と書いたんですよん。
がはは。
まぁまぁ、そうはいっても
たいした数は増えませんから、
ご安心ください。
ではさっそく、
テキストを開いてみてみましょう!
『①僧帽筋上部』を例に
覚え方を説明していきます。
![07312](/materials/159619106433801.jpg?_=1596191064)
起始と停止を見てみると、
上記のように書いてあります。
「後頭骨」は聞き覚えのある骨の名前ですね。
では、どのへんにあるかわかりますか?
「項靭帯」とはなんでしょう?
もし、知らない名前が出てきたら、
イラスト写真で部位を確認したり、
用語の確認を必ずしましょう。
ちなみに
「項靭帯(こうじんたい)」とは、
頚椎の棘突起(背面中央のでっぱり)の
上にある靭帯(線維性膜)で、
後頭骨(頭蓋骨の後下方の骨)から第7頚椎
まで、後ろ首の中央を縦に走る靭帯です。
テキストには写真があるので、
必ず見てイメージをつかみましょう。
著作権の関係で
ここでは別のイラストを用います↓
![08033](/materials/159651775791801.jpg?_=1596517757)
後頭骨(紫色の線)と、項靭帯(青色の線)
ここが僧帽筋上部の「起始」です。
この絵も、テキストの画像も
左側にしか僧帽筋がありませんが、
右側にも同じ筋肉がありますので
お忘れなく(笑)
解剖学の画像(イラスト)は、
その下の層に何があるかも分かるように
たいがいは、左右どちらかが、
一枚めくった状態になっています。
では次に
「停止」を確認しましょう。
「鎖骨の外側3分の1」とありますが
このイラストではわかりません。
別の角度のイラストで確認します。
(テキストには別角度も載っています)
![08041](/materials/159651941676801.jpg?_=1596519416)
鎖骨の外側3分の1(緑色の丸印)が
僧帽筋上部の「停止」です。
お気づきでしょうか?
背中にある筋肉が、
じつは身体の前側まで付いている
ということです。
僧帽筋を施術をするときは、
これを踏まえて、
鎖骨の外側まで行います。
筋肉のすみずみまで施術している。
最後の一押しまで手を抜かない。
という積み重ねは、
技術の差として結果に表れます。
ねらった筋肉を、
すみずみまでトリートメントするには
筋肉の名前だけでなく、
「起始」と「停止」という
どこから始まって、
どの部位まで付いているか
を知っているからこその技術です。
この機会に、もう一度丁寧に
筋肉の付き方を確認してみてください。
次へ
13.起始と停止で「動き」がわかる。
![02024](/materials/158063834000401.jpg?_=1580638340)
アロマセラピストの技術を
職人技までスキルアップする方法
<目次>
はじめに
1.「精油選び」それだけで効く?
2.精油だけでは限界がある
3.アロマ以外に必要なスキル
4.解剖学と東洋医学のメリット
『解剖生理学編』
5.生理学が持つ説得力は最強!
6.連鎖を覚えると鉄板トークになる
7.コリと実際の硬さは一致しない
8.リンパ論はいったん封印しよう
9.病気と健康体を区別しよう
10.解剖学はこの本で学べ
11.覚えるべき筋肉は、これだ!
12.筋肉の覚え方のコツ
13.起始と停止で「動き」がわかる
14.起始と停止で「運動療法」もわかる
15.起始と停止で「マッサージ」もわかる
![02024](/materials/158063834000401.jpg?_=1580638340)
<これでわかるトリガーポイント>
頭痛をチェック(クリック↓詳細)
![040502](/materials/161759631513501.jpg?_=1617596315)
肩こりのチェック(クリック↓詳細へ)
![040503](/materials/161759605942101.jpg?_=1617596059)
![02024](/materials/158063834000401.jpg?_=1580638340)
『鍼灸アロマ治療院 かおり&やすらぎ』
健康コラム:目次
◆片目だけ涙が出る
◆こめかみが痛い頭痛
◆目の奥が痛い頭痛
◆ストレッチしたのにコリが取れない
◆虫歯ではないのに歯痛
◆頭痛で目が覚める
◆あなたはどの未病タイプ?↓
◆「東洋医学での頭痛」
◆「東洋医学チェックシート」
◆かおり&やすらぎ監修
「患者さまご自身で行う養生法」
セルフケアメニュー
職人技までスキルアップする方法
⑫
『解剖生理学編:その8』
アロマトリートメントの技術力アップ
に欠かせない勉強として、
15種類(+5種類)
の筋肉を、学びなおすことになります。
覚えるのは、筋肉の
「起始」と「停止」
言い換えると
筋肉がどこからどこまでついているか
を覚えるということです。
起始と停止を覚えるだけで
その筋肉の作用や動き、
「どんな動きをするときに使うのか」
「硬くなるとどんな姿勢になるのか」
などが、
一緒に理解できるようになります。
![07311](/materials/159618892085501.jpg?_=1596188920)
まず、背中にある代表的な筋肉
『僧帽筋』を例に説明します。
いきなりですが(笑)
僧帽筋だけは、ちょっと特殊です。
広範囲で動きが部位によって違うので
この筋肉だけは下記3つに分けて
①僧帽筋上部(上部線維)
②僧帽筋中部(中部線維)
③僧帽筋下部(下部線維)
個々に1つの筋肉として覚えましょう。
えっ!15+5個の筋肉じゃないじゃん!
...って思った方。当たりです(笑)
だから15+5個ではなく、
15種類+5種類と書いたんですよん。
がはは。
まぁまぁ、そうはいっても
たいした数は増えませんから、
ご安心ください。
ではさっそく、
テキストを開いてみてみましょう!
『①僧帽筋上部』を例に
覚え方を説明していきます。
![07312](/materials/159619106433801.jpg?_=1596191064)
起始と停止を見てみると、
上記のように書いてあります。
「後頭骨」は聞き覚えのある骨の名前ですね。
では、どのへんにあるかわかりますか?
「項靭帯」とはなんでしょう?
もし、知らない名前が出てきたら、
イラスト写真で部位を確認したり、
用語の確認を必ずしましょう。
ちなみに
「項靭帯(こうじんたい)」とは、
頚椎の棘突起(背面中央のでっぱり)の
上にある靭帯(線維性膜)で、
後頭骨(頭蓋骨の後下方の骨)から第7頚椎
まで、後ろ首の中央を縦に走る靭帯です。
テキストには写真があるので、
必ず見てイメージをつかみましょう。
著作権の関係で
ここでは別のイラストを用います↓
![08033](/materials/159651775791801.jpg?_=1596517757)
後頭骨(紫色の線)と、項靭帯(青色の線)
ここが僧帽筋上部の「起始」です。
この絵も、テキストの画像も
左側にしか僧帽筋がありませんが、
右側にも同じ筋肉がありますので
お忘れなく(笑)
解剖学の画像(イラスト)は、
その下の層に何があるかも分かるように
たいがいは、左右どちらかが、
一枚めくった状態になっています。
では次に
「停止」を確認しましょう。
「鎖骨の外側3分の1」とありますが
このイラストではわかりません。
別の角度のイラストで確認します。
(テキストには別角度も載っています)
![08041](/materials/159651941676801.jpg?_=1596519416)
鎖骨の外側3分の1(緑色の丸印)が
僧帽筋上部の「停止」です。
お気づきでしょうか?
背中にある筋肉が、
じつは身体の前側まで付いている
ということです。
僧帽筋を施術をするときは、
これを踏まえて、
鎖骨の外側まで行います。
筋肉のすみずみまで施術している。
最後の一押しまで手を抜かない。
という積み重ねは、
技術の差として結果に表れます。
ねらった筋肉を、
すみずみまでトリートメントするには
筋肉の名前だけでなく、
「起始」と「停止」という
どこから始まって、
どの部位まで付いているか
を知っているからこその技術です。
この機会に、もう一度丁寧に
筋肉の付き方を確認してみてください。
次へ
13.起始と停止で「動き」がわかる。
![02024](/materials/158063834000401.jpg?_=1580638340)
アロマセラピストの技術を
職人技までスキルアップする方法
<目次>
はじめに
1.「精油選び」それだけで効く?
2.精油だけでは限界がある
3.アロマ以外に必要なスキル
4.解剖学と東洋医学のメリット
『解剖生理学編』
5.生理学が持つ説得力は最強!
6.連鎖を覚えると鉄板トークになる
7.コリと実際の硬さは一致しない
8.リンパ論はいったん封印しよう
9.病気と健康体を区別しよう
10.解剖学はこの本で学べ
11.覚えるべき筋肉は、これだ!
12.筋肉の覚え方のコツ
13.起始と停止で「動き」がわかる
14.起始と停止で「運動療法」もわかる
15.起始と停止で「マッサージ」もわかる
![02024](/materials/158063834000401.jpg?_=1580638340)
<これでわかるトリガーポイント>
頭痛をチェック(クリック↓詳細)
![040502](/materials/161759631513501.jpg?_=1617596315)
肩こりのチェック(クリック↓詳細へ)
![040503](/materials/161759605942101.jpg?_=1617596059)
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『鍼灸アロマ治療院 かおり&やすらぎ』
健康コラム:目次
◆片目だけ涙が出る
◆こめかみが痛い頭痛
◆目の奥が痛い頭痛
◆ストレッチしたのにコリが取れない
◆虫歯ではないのに歯痛
◆頭痛で目が覚める
◆あなたはどの未病タイプ?↓
◆「東洋医学での頭痛」
◆「東洋医学チェックシート」
◆かおり&やすらぎ監修
「患者さまご自身で行う養生法」
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