10.解剖学はこの本で学べ
アロマセラピストの技術を、
職人技までスキルアップする方法
⑩
『解剖生理学編:その6』
筋肉の解剖は、
人の身体をあつかう職業であるかぎり、
避けて通れない分野です。
セラピスト資格の授業で
解剖生理学を勉強したとは思いますが、
それはあくまでアロマセラピスト試験用。
筋肉に関する授業数は、圧倒的に少ない
状態だと思っていてください。
さて、
心の準備はいいですか?
ここからエンジンをふかして
「勉強したことはある」という現状レベルから
筋肉解剖を「施術に使える知識」へ
レベルアップさせていきます。
まず最初に、
体表から順にどのような構造になっていたか
断面図を思い出してみましょう。
筋肉は、
体表からどのくらいの深さにある
と思いますか?
セラピストの解剖で学んだのは
表皮 ⇒ 真皮 ⇒ 皮下組織
までですが、筋肉はその下に存在します。
皮下組織は、別名「皮下脂肪」のこと。
筋肉は、ぷよぷよした脂の下にあり、
筋膜という薄い膜に包まれています。
筋肉だけでなく筋膜も、
じつはコリに関与しているということが
分かっていて、最近では
筋膜用のストレッチ法「筋膜リリース」
なんかも有名になってきました。
(※これはまた別の機会に利用法を説明します。)
さて、
ここで注意してもらいたいことが一つ。
上記のように簡易的に描かれた断面図を見みると、
筋肉は、脂肪の下に1枚しかないように感じますが、
じつはそんな部位のほうが、めずらしい。
多くの場合
筋肉は、何枚も重なっています。
たとえば、
上記イラストの〇印の部位。
多くの人が肩こりを感じて
触るとゴリゴリする場所
「肩甲骨の上角(骨の上のきわ)」
で見てみましょう。
下記のように
何種類もの筋肉が重なっています。
肩こりで代表的な筋肉と言ったら
「僧帽筋」なのですが、
これだけが縮んで硬くなっているなら
軽症といえます。
ストレッチをしても改善しない場合、
下の層の筋肉も、硬く縮んでいる
可能性が高い。
へたすると、
一番下の筋肉からすべて硬くなっていて
肩が盛り上がって見えることもあります。
このイラストは便宜上、
筋肉や脂肪の厚みが均等ですが、
部位によっては筋肉が、ぶ厚かったり、
臀部のように皮下脂肪が多いこともあります。
重なる筋肉の枚数も、部位によって違うので、
深い部位にある筋肉は、ハリなど医療器具を
使わなければ、さすがにアプローチは難しい。
とはいえ、これだけは
はっきり言えることがあります。
2~3枚目の筋肉までなら、
手でもアプローチが十分可能
です。
ということで、
表層から2~3枚目までを、
これから覚えていくことになります。
どんなテキストを使ってもOKですが、
一つずつの筋肉だけでなく、
重なり具合を覚えるのも重要なので
私がおすすめする本はこちらです。
『クリニカルマッサージ』医道の日本社
著:James H.Clay/David M.Pounds
監訳:大谷素明
筋肉が表層から順番に、
イラストで1枚ずつ剥いてあるので
重なり具合がわかりやすい本です。
また、実際の身体の写真に、
筋肉のイラストが合成してあるのも
イメージしやすいくて、おすすめなところ。
本のイラストを何度も見て、
最終的には、
施術を受ける方の身体つきを見たときに、
脳内で筋肉がイメージ合成できるように
知識をレベルアップしてきましょう!
11.覚えるべき筋肉は、これだ!
職人技までスキルアップする方法
⑩
『解剖生理学編:その6』
筋肉の解剖は、
人の身体をあつかう職業であるかぎり、
避けて通れない分野です。
セラピスト資格の授業で
解剖生理学を勉強したとは思いますが、
それはあくまでアロマセラピスト試験用。
筋肉に関する授業数は、圧倒的に少ない
状態だと思っていてください。
さて、
心の準備はいいですか?
ここからエンジンをふかして
「勉強したことはある」という現状レベルから
筋肉解剖を「施術に使える知識」へ
レベルアップさせていきます。
まず最初に、
体表から順にどのような構造になっていたか
断面図を思い出してみましょう。
筋肉は、
体表からどのくらいの深さにある
と思いますか?
セラピストの解剖で学んだのは
表皮 ⇒ 真皮 ⇒ 皮下組織
までですが、筋肉はその下に存在します。
皮下組織は、別名「皮下脂肪」のこと。
筋肉は、ぷよぷよした脂の下にあり、
筋膜という薄い膜に包まれています。
筋肉だけでなく筋膜も、
じつはコリに関与しているということが
分かっていて、最近では
筋膜用のストレッチ法「筋膜リリース」
なんかも有名になってきました。
(※これはまた別の機会に利用法を説明します。)
さて、
ここで注意してもらいたいことが一つ。
上記のように簡易的に描かれた断面図を見みると、
筋肉は、脂肪の下に1枚しかないように感じますが、
じつはそんな部位のほうが、めずらしい。
多くの場合
筋肉は、何枚も重なっています。
たとえば、
上記イラストの〇印の部位。
多くの人が肩こりを感じて
触るとゴリゴリする場所
「肩甲骨の上角(骨の上のきわ)」
で見てみましょう。
下記のように
何種類もの筋肉が重なっています。
肩こりで代表的な筋肉と言ったら
「僧帽筋」なのですが、
これだけが縮んで硬くなっているなら
軽症といえます。
ストレッチをしても改善しない場合、
下の層の筋肉も、硬く縮んでいる
可能性が高い。
へたすると、
一番下の筋肉からすべて硬くなっていて
肩が盛り上がって見えることもあります。
このイラストは便宜上、
筋肉や脂肪の厚みが均等ですが、
部位によっては筋肉が、ぶ厚かったり、
臀部のように皮下脂肪が多いこともあります。
重なる筋肉の枚数も、部位によって違うので、
深い部位にある筋肉は、ハリなど医療器具を
使わなければ、さすがにアプローチは難しい。
とはいえ、これだけは
はっきり言えることがあります。
2~3枚目の筋肉までなら、
手でもアプローチが十分可能
です。
ということで、
表層から2~3枚目までを、
これから覚えていくことになります。
どんなテキストを使ってもOKですが、
一つずつの筋肉だけでなく、
重なり具合を覚えるのも重要なので
私がおすすめする本はこちらです。
『クリニカルマッサージ』医道の日本社
著:James H.Clay/David M.Pounds
監訳:大谷素明
筋肉が表層から順番に、
イラストで1枚ずつ剥いてあるので
重なり具合がわかりやすい本です。
また、実際の身体の写真に、
筋肉のイラストが合成してあるのも
イメージしやすいくて、おすすめなところ。
本のイラストを何度も見て、
最終的には、
施術を受ける方の身体つきを見たときに、
脳内で筋肉がイメージ合成できるように
知識をレベルアップしてきましょう!
11.覚えるべき筋肉は、これだ!
<頭痛・首肩こり・痛みの専門治療>
鍼灸アロマ治療院かおり&やすらぎ
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