10.解剖学はこの本で学べ
![05262](http://da2d2y78v2iva.cloudfront.net/2894/159074039207901.jpg?_=1590740392)
アロマセラピストの技術を、
職人技までスキルアップする方法
⑩
『解剖生理学編:その6』
筋肉の解剖は、
人の身体をあつかう職業であるかぎり、
避けて通れない分野です。
セラピスト資格の授業で
解剖生理学を勉強したとは思いますが、
それはあくまでアロマセラピスト試験用。
筋肉に関する授業数は、圧倒的に少ない
状態だと思っていてください。
![080501](/materials/159532564522701.jpg?_=1595325645)
さて、
心の準備はいいですか?
ここからエンジンをふかして
「勉強したことはある」という現状レベルから
筋肉解剖を「施術に使える知識」へ
レベルアップさせていきます。
まず最初に、
体表から順にどのような構造になっていたか
断面図を思い出してみましょう。
筋肉は、
体表からどのくらいの深さにある
と思いますか?
![07212](/materials/159531562921901.jpg?_=1595315629)
セラピストの解剖で学んだのは
表皮 ⇒ 真皮 ⇒ 皮下組織
までですが、筋肉はその下に存在します。
皮下組織は、別名「皮下脂肪」のこと。
筋肉は、ぷよぷよした脂の下にあり、
筋膜という薄い膜に包まれています。
筋肉だけでなく筋膜も、
じつはコリに関与しているということが
分かっていて、最近では
筋膜用のストレッチ法「筋膜リリース」
なんかも有名になってきました。
(※これはまた別の機会に利用法を説明します。)
さて、
ここで注意してもらいたいことが一つ。
上記のように簡易的に描かれた断面図を見みると、
筋肉は、脂肪の下に1枚しかないように感じますが、
じつはそんな部位のほうが、めずらしい。
多くの場合
筋肉は、何枚も重なっています。
![07214](/materials/159531755659101.jpg?_=1595317556)
たとえば、
上記イラストの〇印の部位。
多くの人が肩こりを感じて
触るとゴリゴリする場所
「肩甲骨の上角(骨の上のきわ)」
で見てみましょう。
下記のように
何種類もの筋肉が重なっています。
![07213](/materials/159531778657301.jpg?_=1595317786)
肩こりで代表的な筋肉と言ったら
「僧帽筋」なのですが、
これだけが縮んで硬くなっているなら
軽症といえます。
ストレッチをしても改善しない場合、
下の層の筋肉も、硬く縮んでいる
可能性が高い。
へたすると、
一番下の筋肉からすべて硬くなっていて
肩が盛り上がって見えることもあります。
このイラストは便宜上、
筋肉や脂肪の厚みが均等ですが、
部位によっては筋肉が、ぶ厚かったり、
臀部のように皮下脂肪が多いこともあります。
重なる筋肉の枚数も、部位によって違うので、
深い部位にある筋肉は、ハリなど医療器具を
使わなければ、さすがにアプローチは難しい。
とはいえ、これだけは
はっきり言えることがあります。
2~3枚目の筋肉までなら、
手でもアプローチが十分可能
です。
![06184](/materials/159247678307201.jpg?_=1592476783)
ということで、
表層から2~3枚目までを、
これから覚えていくことになります。
どんなテキストを使ってもOKですが、
一つずつの筋肉だけでなく、
重なり具合を覚えるのも重要なので
私がおすすめする本はこちらです。
『クリニカルマッサージ』医道の日本社
著:James H.Clay/David M.Pounds
監訳:大谷素明
筋肉が表層から順番に、
イラストで1枚ずつ剥いてあるので
重なり具合がわかりやすい本です。
また、実際の身体の写真に、
筋肉のイラストが合成してあるのも
イメージしやすいくて、おすすめなところ。
本のイラストを何度も見て、
最終的には、
施術を受ける方の身体つきを見たときに、
脳内で筋肉がイメージ合成できるように
知識をレベルアップしてきましょう!
次へ
11.覚えるべき筋肉は、これだ!
![02024](/materials/158063834000401.jpg?_=1580638340)
アロマセラピストの技術を
職人技までスキルアップする方法
<目次>
はじめに
1.「精油選び」それだけで効く?
2.精油だけでは限界がある
3.アロマ以外に必要なスキル
4.解剖学と東洋医学のメリット
『解剖生理学編』
5.生理学が持つ説得力は最強!
6.連鎖を覚えると鉄板トークになる
7.コリと実際の硬さは一致しない
8.リンパ論はいったん封印しよう
9.病気と健康体を区別しよう
10.解剖学はこの本で学べ
11.覚えるべき筋肉は、これだ!
12.筋肉の覚え方のコツ
13.起始と停止で「動き」がわかる
14.起始と停止で「運動療法」もわかる
15.起始と停止で「マッサージ」もわかる
職人技までスキルアップする方法
⑩
『解剖生理学編:その6』
筋肉の解剖は、
人の身体をあつかう職業であるかぎり、
避けて通れない分野です。
セラピスト資格の授業で
解剖生理学を勉強したとは思いますが、
それはあくまでアロマセラピスト試験用。
筋肉に関する授業数は、圧倒的に少ない
状態だと思っていてください。
![080501](/materials/159532564522701.jpg?_=1595325645)
さて、
心の準備はいいですか?
ここからエンジンをふかして
「勉強したことはある」という現状レベルから
筋肉解剖を「施術に使える知識」へ
レベルアップさせていきます。
まず最初に、
体表から順にどのような構造になっていたか
断面図を思い出してみましょう。
筋肉は、
体表からどのくらいの深さにある
と思いますか?
![07212](/materials/159531562921901.jpg?_=1595315629)
セラピストの解剖で学んだのは
表皮 ⇒ 真皮 ⇒ 皮下組織
までですが、筋肉はその下に存在します。
皮下組織は、別名「皮下脂肪」のこと。
筋肉は、ぷよぷよした脂の下にあり、
筋膜という薄い膜に包まれています。
筋肉だけでなく筋膜も、
じつはコリに関与しているということが
分かっていて、最近では
筋膜用のストレッチ法「筋膜リリース」
なんかも有名になってきました。
(※これはまた別の機会に利用法を説明します。)
さて、
ここで注意してもらいたいことが一つ。
上記のように簡易的に描かれた断面図を見みると、
筋肉は、脂肪の下に1枚しかないように感じますが、
じつはそんな部位のほうが、めずらしい。
多くの場合
筋肉は、何枚も重なっています。
![07214](/materials/159531755659101.jpg?_=1595317556)
たとえば、
上記イラストの〇印の部位。
多くの人が肩こりを感じて
触るとゴリゴリする場所
「肩甲骨の上角(骨の上のきわ)」
で見てみましょう。
下記のように
何種類もの筋肉が重なっています。
![07213](/materials/159531778657301.jpg?_=1595317786)
肩こりで代表的な筋肉と言ったら
「僧帽筋」なのですが、
これだけが縮んで硬くなっているなら
軽症といえます。
ストレッチをしても改善しない場合、
下の層の筋肉も、硬く縮んでいる
可能性が高い。
へたすると、
一番下の筋肉からすべて硬くなっていて
肩が盛り上がって見えることもあります。
このイラストは便宜上、
筋肉や脂肪の厚みが均等ですが、
部位によっては筋肉が、ぶ厚かったり、
臀部のように皮下脂肪が多いこともあります。
重なる筋肉の枚数も、部位によって違うので、
深い部位にある筋肉は、ハリなど医療器具を
使わなければ、さすがにアプローチは難しい。
とはいえ、これだけは
はっきり言えることがあります。
2~3枚目の筋肉までなら、
手でもアプローチが十分可能
です。
![06184](/materials/159247678307201.jpg?_=1592476783)
ということで、
表層から2~3枚目までを、
これから覚えていくことになります。
どんなテキストを使ってもOKですが、
一つずつの筋肉だけでなく、
重なり具合を覚えるのも重要なので
私がおすすめする本はこちらです。
『クリニカルマッサージ』医道の日本社
著:James H.Clay/David M.Pounds
監訳:大谷素明
筋肉が表層から順番に、
イラストで1枚ずつ剥いてあるので
重なり具合がわかりやすい本です。
また、実際の身体の写真に、
筋肉のイラストが合成してあるのも
イメージしやすいくて、おすすめなところ。
本のイラストを何度も見て、
最終的には、
施術を受ける方の身体つきを見たときに、
脳内で筋肉がイメージ合成できるように
知識をレベルアップしてきましょう!
次へ
11.覚えるべき筋肉は、これだ!
![02024](/materials/158063834000401.jpg?_=1580638340)
アロマセラピストの技術を
職人技までスキルアップする方法
<目次>
はじめに
1.「精油選び」それだけで効く?
2.精油だけでは限界がある
3.アロマ以外に必要なスキル
4.解剖学と東洋医学のメリット
『解剖生理学編』
5.生理学が持つ説得力は最強!
6.連鎖を覚えると鉄板トークになる
7.コリと実際の硬さは一致しない
8.リンパ論はいったん封印しよう
9.病気と健康体を区別しよう
10.解剖学はこの本で学べ
11.覚えるべき筋肉は、これだ!
12.筋肉の覚え方のコツ
13.起始と停止で「動き」がわかる
14.起始と停止で「運動療法」もわかる
15.起始と停止で「マッサージ」もわかる