7.コリ感と実際の硬さは一致しない。
![06045](http://da2d2y78v2iva.cloudfront.net/2894/159125826619401.jpg?_=1591258266)
アロマセラピストの技術を、
職人技までスキルアップする方法
⑦
『解剖生理学編:その3』
前回のつづき
一見すると、筋肉とは関係のない症状に思える
「むくみ」や「冷え」が
じつは「筋肉が縮んで硬くなっている」
ということと大きく関係していて、
芋づる式に連鎖する
ということをお話しました。
「筋肉が縮んで硬い」を一般的に表現すると
「筋肉のコリ」「こわばり」
「張っている感じ」
こう聞くとどうです?
たいしたことない症状
と思いがちじゃないですか?
「硬いだけで、動かないわけじゃないし。」
「そこまで痛いというわけじゃないし。」
そう言って
多くの方が症状を放置してしまうのは、
こんな過信があるからだと思います。
・痛みは徐々にやってくる
・危なくなる前に気づくはず
でも、残念ながら・・・
人間の身体はそうできていません。
コリの感覚は悪化しすぎると、
ある時点から感じなくなります。
これが恐ろしい。
![06298](/materials/159351348489801.jpg?_=1593513484)
コリ感が長い期間つづくと
脳がストレス過多の身体だと認知して、
あるときから
「軽い痛みの感覚は無視」
するようになります。
痛みが消えたから、自然に治った?!
と勘違いしがちなのですが、じつは
感覚が鈍った危うい状態。
つぎに感覚がもどるのは
すご~く
大きな痛みになったとき
ぎっくり腰、寝違え、五十肩など
激しい痛みになるまで、無視され続けます。
![06299](/materials/159351517123001.jpg?_=1593515171)
警報が鳴らずに、いきなり激痛が走る
ので「突然の不幸」と思われがちですが、
ハッキリ言えば、
五十肩も、ぎっくり腰も、寝違えも
健康な体には起きにくい症状です。
これと同じように、
検査をしても正常なのに、体調がすぐれない
という、不定愁訴の患者さんを診ていると、
長年の疲労が蓄積して、
筋肉がガチガチに硬く縮んでいるのに
自覚がないという方が多いように感じます。
「コリなんて感じたことないですから~♪」
と、爽やかな口ぶり(笑)
医療現場にいる立場としては、
警鐘を鳴らしたい。
不健康な筋肉の知覚は、あてにはならない。
コリ感や痛みと、筋肉の硬さは比例しない。
ということを、ぜひ覚えておいてください。
次へ
8.リンパ論はいったん封印しよう
![02024](/materials/158063834000401.jpg?_=1580638340)
アロマセラピストの技術を
職人技までスキルアップする方法
<目次>
はじめに
1.「精油選び」それだけで効く?
2.精油だけでは限界がある
3.アロマ以外に必要なスキル
4.解剖学と東洋医学のメリット
『解剖生理学編』
5.生理学が持つ説得力は最強!
6.連鎖を覚えると鉄板トークになる
7.コリと実際の硬さは一致しない
8.リンパ論はいったん封印しよう
9.病気と健康体を区別しよう
10.解剖学はこの本で学べ
11.覚えるべき筋肉は、これだ!
12.筋肉の覚え方のコツ
13.起始と停止で「動き」がわかる
14.起始と停止で「運動療法」もわかる
15.起始と停止で「マッサージ」もわかる
職人技までスキルアップする方法
⑦
『解剖生理学編:その3』
前回のつづき
一見すると、筋肉とは関係のない症状に思える
「むくみ」や「冷え」が
じつは「筋肉が縮んで硬くなっている」
ということと大きく関係していて、
芋づる式に連鎖する
ということをお話しました。
「筋肉が縮んで硬い」を一般的に表現すると
「筋肉のコリ」「こわばり」
「張っている感じ」
こう聞くとどうです?
たいしたことない症状
と思いがちじゃないですか?
「硬いだけで、動かないわけじゃないし。」
「そこまで痛いというわけじゃないし。」
そう言って
多くの方が症状を放置してしまうのは、
こんな過信があるからだと思います。
・痛みは徐々にやってくる
・危なくなる前に気づくはず
でも、残念ながら・・・
人間の身体はそうできていません。
コリの感覚は悪化しすぎると、
ある時点から感じなくなります。
これが恐ろしい。
![06298](/materials/159351348489801.jpg?_=1593513484)
コリ感が長い期間つづくと
脳がストレス過多の身体だと認知して、
あるときから
「軽い痛みの感覚は無視」
するようになります。
痛みが消えたから、自然に治った?!
と勘違いしがちなのですが、じつは
感覚が鈍った危うい状態。
つぎに感覚がもどるのは
すご~く
大きな痛みになったとき
ぎっくり腰、寝違え、五十肩など
激しい痛みになるまで、無視され続けます。
![06299](/materials/159351517123001.jpg?_=1593515171)
警報が鳴らずに、いきなり激痛が走る
ので「突然の不幸」と思われがちですが、
ハッキリ言えば、
五十肩も、ぎっくり腰も、寝違えも
健康な体には起きにくい症状です。
これと同じように、
検査をしても正常なのに、体調がすぐれない
という、不定愁訴の患者さんを診ていると、
長年の疲労が蓄積して、
筋肉がガチガチに硬く縮んでいるのに
自覚がないという方が多いように感じます。
「コリなんて感じたことないですから~♪」
と、爽やかな口ぶり(笑)
医療現場にいる立場としては、
警鐘を鳴らしたい。
不健康な筋肉の知覚は、あてにはならない。
コリ感や痛みと、筋肉の硬さは比例しない。
ということを、ぜひ覚えておいてください。
次へ
8.リンパ論はいったん封印しよう
![02024](/materials/158063834000401.jpg?_=1580638340)
アロマセラピストの技術を
職人技までスキルアップする方法
<目次>
はじめに
1.「精油選び」それだけで効く?
2.精油だけでは限界がある
3.アロマ以外に必要なスキル
4.解剖学と東洋医学のメリット
『解剖生理学編』
5.生理学が持つ説得力は最強!
6.連鎖を覚えると鉄板トークになる
7.コリと実際の硬さは一致しない
8.リンパ論はいったん封印しよう
9.病気と健康体を区別しよう
10.解剖学はこの本で学べ
11.覚えるべき筋肉は、これだ!
12.筋肉の覚え方のコツ
13.起始と停止で「動き」がわかる
14.起始と停止で「運動療法」もわかる
15.起始と停止で「マッサージ」もわかる