冷えのぼせ(更年期)治し方

東洋医学で「上熱下寒(じょうねつげかん)」ともいい、更年期に多く見られる症状ですが、最近は20~30代女性にも自覚される症状になってきました。
ひとくちメモ
おなじく更年期に多いホットフラッシュの症状「発汗」「ほてり」「のぼせ」に意識が向きがちですが、じつは下半身や手足の冷えを自覚していない人が多く、そのせいで症状を悪化させているケースも多いんですよ。
南の島のブルース
1.冷たい飲食を徐々に減らす
キンキンに冷えた炭酸飲料、かき氷、冷やしそうめん...など、冷たい飲食は体内を効率よく冷やしてくれますが、そのぶん胃腸には負担がかかっています。
冷たいものが直接胃腸に入るということは、消化器系の臓器を冷やすということ。
つまり胃腸の血行が悪くなって、消化機能が弱まっている状態。
短期間だったら、胃腸も持ちこたえてくれるかもしれませんが、加齢とともに臓器も疲労しやすくなってきます。身体を100年使うつもりで習慣を見直しましょう。

■ 温かいもの、冷やすのは身体で!
暑いと感じたら、身体を冷やしましょう。食事で温かいものを食べたとしても「手のひら・足の裏を冷やす熱中症予防法」を使えば、上手に体温を下げることも、汗を抑えることもできます。
詳しくはこちらを参照♪
■ 基本は温かい食事、その合間に冷たいもの!
胃腸の強さはひとそれぞれ。自分に合ったタイミングで冷たいものは楽しみましょう。
2.水分摂取量を見直す
晩夏とはいえ、脱水になりやすい季節ですので、給水はこまめに続けましょう。
ただし、夏バテぎみの人は1回に飲む量が多くなっていないか、点検が必要。
水分を過剰に摂取すると、それだけ臓器も疲労します。

■ がぶ飲みはしないで、小まめな給水!
それほど汗をかかなくなってきたら、1回に摂取する水分量を少し控えてみましょう。食事の時の汁物などでも水分は取れています。とはいえ、脱水になりやすい季節ですので、のどが渇いたら我慢せずに給水しましょう。■ のど越しの気持ち良さに要注意!
炭酸飲料などは、飲んだ時の”のど越しの気持ち良さ”が爽快なのですが、それに慣れてしまうと、ついつい1回の摂取量が多くなってしまいがちです。必要以上に水分を取ると、むくみやすくなるとともに、臓器も疲労してくるので注意しましょう。
