首の冷やし過ぎに要注意!

このところ「頭痛」「おでこの痛み」「片側の涙目」「耳まわりの痛み」などで来院される方が多いのですが、首のこわばりがひどくなっている方が多いようです。
首に冷気を当てたり、ネッククーラーを使用すると、涼しくて気持ちがいいのですが、首の筋肉は硬くなります。
熱中症予防を目的にするのでしたら、「手のひら」または「足の裏」を冷やしましょう!
検証もされていて、「首・わきの下・鼠径部」を冷やした時よりも、体温を低下させることがわかっています。
参照:学術論文『Novel application of chemical cold packs for treatment of exercise-induced hyperthermia: a randomized controlled trial』
ポイントは動静脈吻合(Arteriovenous Anastomose : AVA)の冷却です。
毛細血管を通さずに動脈と静脈を直接結ぶバイパスのような血管で、普段は閉じているのですが、体温が高くなると開通して、大量の血液を手足の末端へ集め、『熱を放散 ⇔ 冷やした血液を戻す』という”体温を低下させる”ための循環が起こります。
熱中症の予防には、この”熱を放散する体の仕組みを利用”して、動静脈吻合の部位を冷やすのが効果的。
詳しいやり方はこちらをご覧ください♪
◆熱中症「予防」なら手のひらを冷やす
◆冷やし過ぎは「頭痛」のもと
2025年07月17日 20:32